ドラムスティック 選び方

はじめに

ドラムを演奏する上で欠かせないドラムスティック。スタジオやライブハウスに行って、これがなかったら途方にくれますね。そりゃそうだw ということでマイスティックをいざ購入!!…しようと試みるも種類が豊富で選び方に迷ってしまうものです。そこで、ドラムスティックの選び方について解説します。

1. サイズ,質量

ドラムスティックには、様々な太さや長さなどのサイズがあります。そして質量も違います。自分の手の大きさや演奏スタイルに合わせて選ぶことが大切です。あくまで傾向ですが、重いもの、太いものほど力強い音が出しやすいですが、軽いもの細いほど細かいテクニックがしやすくなります。メーカーによって表記が異なりますが、選ぶのに迷った場合は標準的なのはVic Firthの5Aなどですね。標準は14mm×400mm前後だと考えるのがよいでしょう。質量は48g前後といったところですね!!

2. 素材

ドラムスティックでよく使われる木材をご紹介します。
1.ヒッコリー…ドラムスティックの素材で最も多いのがこちらです。標準的で様々なジャンルや演奏に使われます。耐久性は平均的で徐々にささくれていくという特徴を持ちます。
2.オーク…かたい材質でロックなどのパワフルな演奏に合います。耐久性も高いです。
3.メイプル…柔らかく、ジャズなどの繊細な表現に向いていると言われいています。折れやすい傾向にあります。

3.チップ

チップの形状はスティックによって少しずつ違い、スティックの種類だけチップの形も違うと言っても過言ではありません。とはいうものの、傾向はおさえておきたいですね!
卵型/ティアドロップ型/円錐型…写真上段、下段右。角度によって音が変わりやすい。
丸型…写真下段中央。角度によって音の違いが出にくいので一定の音を求めたい方向け。
樽型…写真下段左。角度で音の違いは出にくい。より強い音を出したい人向け。

ナイロンチップ…写真下段右。明確なアタック音が出やすい。
また、チップが欠けた場合は寿命です。交換をオススメします!!

4.選ぶ際の注意点

1.日本のスティックの質量をできる限り同じにする。
2.限りなく円状かチェック転がしていつも同じところで止まるスティックは要注意!
3.木目に沿って折れやすいので木目をチェック。

5.教室講師がいつも愛用しているのは

Vic Firthの7Aヒッコリーナイロンチップです。はっきり言って標準的ではありません。主にジャズで使用します。軽くて、音がはっきりしていてスピード感が出やすいです。繊細な表現になるとナイロンではないチップのスティックを使用します。ロックやポップスではあまり使用しません。レッスンでも使用しません。本番用ですw

6.結論


ドラムスティックを選ぶ際には、自分の手の大きさや演奏スタイル、好みなどを考慮して選ぶことが大切です。また、素材やティップの形、ブランドなども重要なポイントです。自分に合ったドラムスティックを選ぶことで、より良い演奏ができるようになります。でもあまり気にしすぎないことも大切ですw いろんなスティックを試すのもオススメ!!