良くない練習法3選

いきなり譜面通り、原曲通りに練習しようとする

何か譜面で書かれたものがあるとします。もしくは何かの曲で出てきたフレーズを自分でも叩けるようにしたいということでコピーをするとします。その際にいきなりそれをしようとするということですね。そもそもそれ自体が難しいことですが。仮にとても簡単だったとしても、譜面をみたまま叩きっぱなしにする、どんどん読みながら次々叩いていくこと、それは身につくための練習ではないといえます。新しいフレーズをやるとき、その精度は絶対低いんです。フレーズの難易度にもよりますけど仮に簡単だとしても絶対覚えたてのものは低いです。精度が低いまま続けるということは、癖に気づかないままそれを練習し続けるって言う事になりかねないのでよくないということですね。なので一度立ち止まってテンポを落としてみたり、どこか難しいところがあったら一度、右手と左手だけとか色々組み合わせを変えつつも数を減らして綺麗に叩けるよう練習をする必要があります。

できないものをずっと練習し続ける

例えばシングルストロークや足の連打を速くするための練習で、ある速度で限界がきた場合にそのままずっと続けても、まずきれいには揃わないですし、たまたま揃うことがあったとしても、先ほどの身につくかどうかという話になると、なかなか揃わないものは実演で結局はできてないのと同じです。「瞬間にできる」のが「身についている」状態なので、しばらく練習しても変な力が入って良い事がないので一旦そこはやめて速度を落としてまた確認するか、もしくは別の練習をしたほうが良いでしょう。

録音録画をしない

これはかなり良くないです。僕は実際、録音録画をよくするようになって変わりました。人によって聴き分ける能力は残念ながら差があります。今の僕と昔の僕でも全然います。経験が浅いほど、演奏中の聴く能力は下がることが多いです。録音や録画をしていくうちに演奏時とそうでないときの聴く能力のギャップがだんだん無くなっていきます。できるだけ録音録画はすべきです。